5/14/2015

幻影



恐らくは
確実に
もしくは
確信的に
落ちてゆくのだろう
抗う術は
もう捨てて

微々たる責任を感じながら
同じ風景を眺める
花木は
本当は
いつもおしゃべりで
賑やかに付き合うと
空は
燃え出す時を迎え
風は
闇を運ぶ

夕陽をひとりで眺めることには
なにひとつ抵抗はないが
夏が
これほどまでに遠いとは











05142015

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