12/19/2015



私にとって一遍の詩は
一枚の絵画であり
一皿の料理であり
一冊の本の表紙であり

本の中身は
ノンフィクション
フィクション
私小説
随筆
ジャンルは読者が決めてくれる
私はただ
暗がりの中にしゃがみ込んで
黙々と
コツコツと
表紙の上を撫でている
保育器の中の乳飲み子が
息をしているかを
確かめるかのように




























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