3/09/2013

【Mar/09/2012】





解せぬ


「もうすぐ2年を迎える」と、私もみなさんも、きっと考えることは一緒。

今日は「電力」について。
私は電気や原子力の専門家ではありませんし、経済学もさっぱり。政治なんて遥か彼方の雲の上。
アンケート用紙の職業欄では、求職中ですけれど「主婦」にマルをつけるでしょう私が、どうしても腑に落ちないことがあります。
それは「原発」のこと。
結論から述べますと、「原発はいらない」。
ところが昨年末に安倍政権に交代してから、どうにもこうにも雲行きが怪しい。
原発を推進して、電力を湧水みたいに提供したいのだとか。
そりゃあね、電力や井戸が枯れると生活に支障がありますし、ましてや手でお洗濯するなんてもってのほか。
それに「ひび」「あかぎれ」は、もうすでに死語で、娘に話してもわかりません。

私たちの国の人口は、この調子で進むと、確実に減少します。Googleで「日本人 平均出生率」で検索しますと、ざっと見てこの数年は1.39人。
もしも将来、この「1.39人」で生まれた約半数の女性が全員「子供を産まないわ」と言い出したら、大変なことに。
日本人は絶滅危惧種に指定される...それはまさかのまさか。
未来で必要とする総電力量は、現在と同量なのかしら。
だって人口は減少するのですよ。
10人家族の世帯の電力使用量と、一人暮らしの世帯の電力使用量は同量ではありませんし。
そりゃあ、一人暮らしは10人家族の10分の1というように、電力使用量は人数で測れる数字ではありませんけれど、それでも平均して同量ではあるまいに。
家庭に限らず、企業など事業所、公共施設、交通機関など、多岐に渡ってコンパクト化する(あくまでも人口減少社会を前提にして)のです。
技術開発だって、現在よりも「省エネ」の機械が登場しても何ら不思議ではないのですから、またそれは、家庭にとっても企業にとっても、とにかく社会全体にとっても喜ばれる方向性です。
未来の人々が、薄型テレビを放り投げて、家具調テレビに殺到するとは思えません。その前に、電器店に、家具調テレビがありません。そして家具調テレビが「省エネタイプ」かもしれなくとも、私たちの国の総電力使用量について、電力不足などの喫緊の問題点はありません。
工場の電力確保は深刻な問題ですけれど、「事業主」とは昔から転ばぬ先の杖を確保してこそ「事業主」であり、電力いっぱい送ってくれないかなあ、と指をくわえて眺めている事業主は、国中探したってどこにもいません。
それなりの対処法を模索することでしょう。
それでこそ事業主。
それなのに、
なぜにそんなに必要以上の電力を作らなければならないのでしょうか。
なぜに「原発」なのでしょうか。
発電方法も原発に頼る以外に、再生可能エネルギーや、最近ではシェールガスによる火力発電の道も開けてきたというのに。
我が国の人口は、これから急激に減少するのですよ。
なんとも解せぬ、ああ解せぬ。
原発推進事業に携わる人々の雇用の問題はありますが、それ以外の私を含む雇用を求める人々の雇用問題は、どうでもいいということでしょうか。
また、社会の雇用問題は、原発事故の以前より現在に至るまで、継続しています。
それよりも、東北の除染はおろか復興は何処吹く風。
福島第一原発事故の確たる収束も未だ不透明。
それらを尻目に、使用済み核燃料は増え続けるのです。
やはり解せない。
使用済み核燃料は300年もの間、冷やすのですって。
私たちは、その冷えきった使用済み核燃料の最期を、見届けることもできません。
あ、やっとわかったわ!
安倍さんは責任感がお強いので、不老不死の薬を手に入れて、使用済み核燃料の安全を確認するおつもりなのね!
だから300年後に、面倒な手洗いの洗濯はもってのほかだ、という思惑に違いありませんっ。
なんてったって、政治家はクリーンであることが命、ですから。









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