10/08/2012

【Oct/09/2012】New Face


押入れのあのカボチャの置物は、去年は一人で飾られた。
頭の中に乾燥した玉蜀黍と、枝付きの綿花を入れて、華奢に振る舞っていた。
でもね。
今年は仲間を増やした。
オレンジ色のカボチャ型の陶器製ランタンを2つ。
これは目と口の他に、オデコに星型がくり抜かれ、キャンドルを灯すと星も浮かび上がる。
ハロウィンのカボチャのランタンは、死者の善霊が家へ帰る目印なのに、やっと地上の家へ着いたという時に、星が見えるとは、天も地もありゃしない。
しかし、悪霊は天だと思い込んで去って行くのか。
もう一種類も陶器製のミニカボチャ。
これは4つ。
合成樹脂で固めたミイラの置物も。
ポップなミイラの足元に骸骨が散らしてあり、リアル感たっぷりで、それが自然だった。
骸は骸。
今生きている人も、一皮剥けばみんなが骨。
茶化してはいけない。

あちらでのハロウィンのお祭りは、仮装パーティーで暫し浮世を忘れる。日本のお盆は厳かな側面もあるけれど、あちらもこちらも同じ事を考えてる。
国境なんかなくしちゃえ。
ジャックが彷徨う邪魔になる。









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