12/27/2012

【Dec/27/2012】のし餅の角





お正月用の四角いお餅。大きな一枚のお餅。「のし餅」と呼びます。お若い方では、恐らくご存知ない方もいらっしゃるかも知れません。四角いお餅は「サトウの切り餅」。それも有りでしょう。また逆に、お餅つきを楽しむ方もいらっしゃることでしょう。
年末になると、予め注文しておいた「のし餅」が配達されました。もう随分と前の出来事になりました。
今でも近くの和菓子店では、注文でお餅を作ってくれます。のし餅であろうと鏡餅であろうと縁起物の紅白餅であろうと。しかし残業なことに、今年も我が家は「サトウの切り餅」。のし餅では、量が多くて食べきれないのです。お餅は冷凍保存できますが、やはり味が落ちます。
何のことはない糯米一升分のお餅を大きく長方形にのしたお餅。
配達時は、包丁を入れるにはお餅はまだぷにゅぷにゅと柔らかく、1日ぐらい落ち着かせてから。一個のサイズを、縦横の長さをきっちりと寸分狂わずに切る作業にしたくても、やはりすこーし狂います。切り口の角を直角に切ろうとしても、タイミングが早ければ柔らかくて角が曖昧になったり、遅ければ固まって包丁が入りづらい。この作業は年に一度きり。ですから、思うように上達しません。
その作業が始まると、いよいよ年末はラストスパート。鏡餅も一緒に届きます。

お餅が手軽に年中いただけるようになり、それはそれで、いつでもお汁粉やいそべ餅が身近にあることに、不満はひとつもないのですけれど。けれども。








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